<案内文>
お湯を沸かす為に核分裂を起こす愚かな装置原子力発電(核発電)を止めよう。東電福島第一原発事故後13年5カ月が経過しました。
私たち「経産省前テントひろば」は、事故の半年後に経産省に対して事故責任をとり事故被害者を救済し事故原因を究明し脱原発に政策を変えることを訴えて、経産省敷地の一角にテントを建て泊まり込みを続けました。無念にもテントが撤去されましたが、「経産省前テントひろば」は、全国の方々の支援を受けながら、経産省本館前で毎日午後に交代で座り込み、毎週金曜日夕刻には経産省に向かって1時間の抗議行動をし続け、毎月経産省・資源エネルギー庁に抗議・要請書を提出しています。
一方、福島は全く終わっていません。広島原爆176発分の放射能がまき散らされ、福島の山野に大量の放射性物質が残され大地や川や海を汚し続けていて、帰還できない地域があり、原子力緊急事態宣言が今も解除できません。さらに、東電福島第一原発(イチエフ)の「廃炉」の姿も定義も曖昧なまま「廃炉」まで百年以上かかると言われ、今頃になってデブリ取出しに「気中工法」への切り替えが提案され、ロードマップの見直しも進めず、新たな災害発生も心配されています。
イチエフへの地下水流入対策も失敗続きで、経産省・東電は地元や漁協との約束を破り、130万トンを超える放射能汚染水を30年以上かけて海洋投棄し福島港・太平洋を汚し続けます。
スリーマイル事故(米国)でもチェルノブイリ事故(ソ連)でも行われていない暴挙です。
また、各原子力発電所のプールには危険な使用済み核燃料が一杯になり行き場がありません。国の方針である「核燃料サイクル」は破綻し、六ケ所再処理施設は26回も延期して今も稼働の見込み無く、万一稼働したらより大量の放射性物質を排出します。半世紀前からの「トイレなきマンション」状態が今も続き、末代にまで危険な負の遺産を押しつけています。
さらに、本年元日の能登半島地震が、日本列島における原発稼働の危険性を明らかにし、自然が規制行政の大転換を訴えているにも拘らず、経産省が、昨年のGX推進に続いて、第7次エネルギー基本計画で「可能な限り原発依存度を低減」の文言を無くして原発推進を続けようとしています。
私たち経産省前テントひろばは、9月11日(水)に脱原発を訴える抗議大集会を開催します。多くの方々にご協力・ご参加をお願いします。
9月11日(水) 経産省前テントひろば13年周年大集会
~地球を汚すな!核ゴミ増やすな!第7次エネ計で脱原発
14:00~ 朴保(vo,g)
テントを支える人たち:河合弘之さん/大椿ゆうこ議員/阿部とも子議員(調整中)/後藤政志さん
経産省前テントひろばはかく闘う:座り込み担当メンバー/請戸海岸テント報告/テント弁護団
各地からのメッセージ:三上元さん(元湖西市長)/李元栄イ・ウォニョンさん(GLOMA実行委員)/木原壯林さん(老朽原発うごかすな!実行委員会)/落合恵子さん
主催:経産省前テントひろば
東京都千代田区霞が関1-3-1
連絡TEL 070-6473-1947
メール tentohiroba@gmail.com